【価格破壊は品質も破壊する】
これは値引きサービスあたりまえ物件のことである。値洲きはわかるがサービスとは何だと訊くと、家具や電化製舶をつけて売ることだそうである。どんなに売れない物件でも、この値引きとサービスいかんによって売れてしまうそうだから、やっぱりこの枇は金次第なのだ。折がわんさかいて、手抜きは常套手段といった会社も少をくなかった。いまはこういう出来の悪いマンションとは違い、ある程度の品質はどこの会社がやっても同じのはずである。しかし、意識的に州悪にしたわけではないが、低価格競争のおかげで結果として品質が低下していることは否定できない……。ゼネコンにはその周囲に一○○○社ぐらいの下請け会社がある。通常、協力会社と呼ばれているものだ。こうした下請け業者に見積もりを出させて競争させるのがゼネコンのやり方である。給排水はどこ、電気はどこ、内装はどこと割り振り、その中でいちばん安い金額を出した業粁を指病する。たとえば給排水に二○社あれば、そこから見積もりを出させる。単純にいえばその巾からいちばん安い兇積もりを出した業若に発注する。ところが、これがいま値崩れを起こしてどんどん値段が下がってきているのである。価発注するのはその土地の大地主であったり、銀行などが資本参加している場合もある。あるいはライオンズ・マンションやダイヤ・パレスといったマンション業者もゼネコンに発注する企業である。
